札幌2歳Sの展望…。
札幌のメインレースで札幌2歳Sが行われます。
2歳重賞で注目を集めますが、近年は勝ち馬がその後パッとしない状態になっています。例えば昨年の勝ち馬ロックディスタウンはその後気性の問題からか全く活躍することが出来ていません。
振り返ってみるとそこそこ活躍している馬は2011年のグランデッツァくらいですかね。更に遡ると2008年のロジユニヴァースはダービー馬ですね。
そんな札幌2歳Sの注目馬は…。
クラージュゲリエ
札幌芝1800mの新馬戦を勝っての参戦。新馬戦はモレイラを背に1000mを1.07.1という超スローペースを後方から直線一気の差し切り。かなり高い能力を見せる勝ち方でした。
その勝ちっぷりとキャロットのクラブ馬ということもあり当日はおそらく1番人気になるのではないでしょうか。
ただ、新馬戦では道中フワフワしたり4角で大外に膨らんだりでちょっと気性的に問題がある様に見えました。最終追いきりでも併せた馬の方に顔を向けていてなんだかな〜って感じですけど直線は馬なりのまま楽に先着をする辺りは、やはり能力馬なのかなと感じます。
あとはある程度ペースが流れた場合にしっかりそれに対応できるかが鍵かなと思います。
ウィクトーリア
函館芝1800m新馬戦をレコードで勝っての参戦。余裕のある逃げ切り勝ちで操縦性が高そうな馬でした。馬の完成度なら2歳では抜けているかなと思います。
最終追いきりでは並んでから抜き去るまでがあっという間でかなりいい動きに見えました。
そして兄のブライトエンブレムが同レースを勝っているので血統的にもアドバンテージがありますね。
なんと言っても個人的にPOG指名馬なので一押しです。
アフランシール
函館芝1800m新馬戦を勝ち上がっての参戦。道中4番手から直線抜け出しでしたが勝ちっぷりがよかったです。時計も1.49.8と好時計だったのでクラシックで有力候補が出てきたなと当時は思いました。
しかし最終追い切りを見ると…、かかりっぱなしでいいとことなし。かかりながらも時計はいいのですが、こういった馬はレースで安定感に欠けることが多いので馬券はちょっと買いにくいですね。
ただ前走ウィクトーリアにも乗っていた岩田騎手がアフランシールに乗るということは能力があるのを岩田騎手が認めているからなのかなとも思います。
トーセンギムレット
前走コスモス賞4着。前残りの展開を中団から伸びてきての4着なのでそこまで悪くないと思いました。
ただ最終追いきりでは直線で仕掛けると内にささる様子を見せて全然追えていませんでした。同舞台のコスモス賞ではしっかりと追ってまっすぐ走っていたようにも見えるのでレースでは問題かもしれませんね。
個人的にはこの4頭に注目したいですね。
おそらく先の3頭は人気するでしょう。トーセンギムレットが人気が無いようであれば3着付けで買うのもありかなと思います。